女子美術大学は難しい?偏差値、難易度、評判や就職率などご紹介

女子美術大学は難しい?その質問にお答えします

女子美術大学は日本有数の美大のため、多くの方が美大受験の志望校として女子美術大学を検討しているのではないでしょうか。

当スクールでも受験や大学に関する質問やご相談は多く寄せられています。

「入試問題は難しいの?」
「どんな学校ですか?」
「美大卒業後の就職は難しい?」

学校の特色や受験だけではなく就職は難しいのかどうか等、色々な事が気になりますよね。

今回は女子美術大学の概要や特徴などの基本情報、また受験や就職が難しいかどうかについて、アートスクール・スタジオパパパがご紹介します。

女子美術大学 難しい

 

女子美術大学とは【基本情報】

女子美術大学はどういう大学なのでしょうか。

最初に、女子美術大学の概要や特徴、学部について紹介します。

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関東5美大のひとつとして知られる美術大学

女子美術大学は、関東5美大のうち一つ、知名度の高い美術系大学であり、私立の美術大学としては最も歴史の長い大学です。

相模原キャンパスと杉並キャンパスがあり、相模原キャンパスは芸術学部、杉並キャンパスには芸術学部(アート・デザイン表現学科生)と短期大学の学生たちが通います。

女子美術大学・本校にある学部は芸術学部のみですが、大学敷地内には女子美アートミュージアム(JAM)があります。

制作だけでなく、美術作品から直接刺激を得られる環境があるというのは、美術教育機関として非常に優れた点です。

また、相模原キャンパスには美術学科とデザイン・工芸学科が設置されています。

杉並キャンパスはアート・デザイン表現学科のみが設置されており、『女子美ガレリアニケ』という学内のギャラリーでは在学生や卒業生の作品が展示されています。

相模原キャンパスは最寄りの駅からバスで20分とやや離れたところにあるため、制作に集中するのにはもってこいな環境だといえます。

対して杉並キャンパスは駅から徒歩8分と立地が良く、飲食店も多い場所にあります。

こちらは比較的賑やかな環境ですが、外部の方や他学生などと交流を図るのにはうってつけの立地といえるでしょう。

 

女子美術大学の特徴について

女子美術大学が掲げる目標のうち一つに、グローバルな人材育成があります。

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女子美術大学は世界20校の芸術系大学と協定を結んでいるため、様々な提携校への留学が可能となっております。

留学先での滞在は数週間~1年まで選択することができ、その際の授業料免除や、奨学金の支援など経済面のサポートが豊富であることも特徴です。

また、女子美術大学では自治体及び企業と連携した活動も多く、製品デザインや自動車の内装提案、廃材を利用した『美サイクルプロジェクト』など、社会貢献へのバリ―ションも豊富です。

また、資料が充実した図書館も女子美の優れた点の一つです。

相模原キャンパス、杉並キャンパス合わせて34万冊の蔵書数を誇る図書館は美術書を中心に様々なラインナップを取り揃えており、中には過去の展覧会のカタログや通常閲覧が難しい希少な専門書も置いてあります。

学生たちは興味や学習の機会に際してそれら蔵書のほとんどを自由に閲覧でき、意欲的な学生たちの自主学習・技法研究のために日々貢献しています。

 

設置学科について

また、女子美術大学には芸術学部の元、以下のような学科が設置されています。

●美術学科…洋画、日本画、立体アート、芸術文化
●デザイン・工芸学科…ヴィジュアルデザイン、環境デザイン、プロダクトデザイン、工芸
●アート・デザイン表現学科…メディア表現、ヒーリング表現、ファッションテキスタイル、アートプロデュース

学科ごとに細かいコースがあり、興味があること・学びたいことを専門的に学ぶことが出来ます。

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女子美術大学の偏差値、共通テスト得点率について

女子美術大学の偏差値や、共通テストはどのような得点率なのでしょうか。

実技だけではなく、学科もあるのでしっかりと把握しておきたいポイントですね。

そんな女子美術大学の偏差値は37.5~45.0となっており、芸術学部は偏差値37.5~45.0です。

また、共通テスト得点率は42~72%であり、アートプロデュースや立体アート等の学部は得点率が低く、環境デザインやアート―ヒーリング表現は60%以上と非常に得点率が高いことが分かります。

学部|学科・専攻・その他 共通テスト得点率
芸術|美術-洋画 51%
芸術|美術-日本画 49%
芸術|美術-立体アート 42%
芸術|美術-美術教育 48%
芸術|美術-芸術文化 58%
芸術|デザ-ヴィジュアルデザイン 52%
芸術|デザ-プロダクトデザイン 54%
芸術|デザ-環境デザイン 60%
芸術|デザ-工芸 47%
芸術|アート-メディア表現 56%
芸術|アート-ヒーリング表現 67%
芸術|アート-ファッションテキスタイル 56%
芸術|アート-アートプロデュース 47%

※各学科、Ⅰ方式のみ抜粋

 

女子美の入試の難易度は高い?

女子美の入試が難しいかどうかについてですが、これは他の美大と比べてやや易しいと言えます。

ただ、偏差値だけで難しいかどうかを判断することは難しいため、受験の際には過去問などにしっかり目を通し、対策を練っていくことが重要です。

また、入試は学科だけでなく実技もありますので、実技対策も含めてしっかりと対策をとりましょう!

美大受験の実技対策(勉強法)に関する記事はコチラ

 

卒業後の就職状況は難しい?

卒業後の就職について、難しいのではないかという質問も寄せられることが多いため、ここで「卒業生たちの就職率・就職先について」ご紹介しましょう。

卒業生の就職率は91.7%と、美術系大学では非常に高い水準となっております。

美大は就職が難しいとよく言われているので、驚かれた方も多いのではないでしょうか。

就職先も大手広告代理店やゲーム会社など多岐に渡っており、その8割以上が美術・デザインなどの大学での学習を活かせる職種である、デザイナー職やクリエイティブ系の総合職、一般職への就職に成功しています。

 

キャリア支援センターが進路や就職をサポート!

女子美術大学のキャリア支援センターでは、進路や就職を手厚くサポートしています。

年間、およそ80以上のキャリア支援プログラムが用意されており、ポートフォリオ作成や面接対策、OGを招いての企業説明まで、学生それぞれのレベルに適した指導を受けられるのも主な特徴です。

また、2022年度にはUターン就職等で地方企業・自治体の採用選考を受ける学生の経済的負担軽減のためとして、一部交通費の補助等も行われました。

就職活動において、ここまで学生の側に立った美術系大学も類を見ないと言えるでしょう。

就職が難しいと言われる美術系大学ですが、女子美術大学の就職率の高さはキャリア支援センターによる力強いサポートがあるからこそ、なのかもしれませんね。

 

女子美術大学の評判について

女子美術大学の評判も、皆さんが気になる情報だと思います。

ここでは、実際に女子美術大学に通っている学生さんによる、同校の評判について紹介させていただきます。

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・課題の多さに苦しんだこともあったが、その分サポートもしっかりあるので、アート初心者から経験者まで大きな成長が望める(卒業生 ゲーム会社勤務)
・相模大野駅からバス25分程度の閑静な場所にあるために、制作に集中して取り組むことができる(デザイン学科 2年生)
・女子美の芸祭である『女子美祭』では、申請次第で広い部屋や空間で好きなように作品を展示することができる。他の美術系大学よりのびのびとした展示環境で来場者に観賞してもらえる。(美術学科 3年生)

また、これはどの大学・教育機関でも変わらないことですが、とにかく貪欲に学ぶ意欲があれば、得るものが多いというのが基本です。

気になること、やりたいジャンルがあれば積極的にチャレンジしていきましょう。

 

スタジオパパパは女子美術大学の実技対策をサポートします

スタジオパパパでは、女子美術大学を目指す方に向けて実技対策をサポートしています!

これまで「女子美術大学の入試や就職は難しいのかどうか」ということについてお答えしてきました。

今回は学科試験の事を中心にご紹介してきましたが、女子美術大学には学科だけではなく、実技試験があります。

学科対策も必須ですが、実技試験もしっかりと対策をとって試験に挑みましょう。

当スクール、スタジオパパパでは女子美術大学の実技対策をサポートしております。

女子美術大学をはじめとした美大受験に関して様々なご相談も承りますので、美大受験を検討している、美術予備校をお探しでしたら当スクールにご相談ください!
美術予備校(東京)にスタジオパパパが選ばれる理由や受験対策について

芸大卒(現)・美大卒の講師がしっかりとアシスト

教室で受験をサポートするのは、現役藝大(美大)生、卒業生の先生方です。

皆厳しい受験を通り抜けて来た実力者揃いであり、デッサンや着彩画、立体制作に至るまできめ細かくレクチャーさせていただいております。

アトリエ内の指導に留まらず、自宅での実技練習や画材についてもアドバイスすることができますので、聞きたいことがあればぜひどんどん質問してください!

体験レッスン受付中!

女子美術大学に限らず、美大受験を考えている方・純粋にアートに興味がある方にとっても、スタジオパパパは非常に適したアートスクールであるといえます。

随時体験受付中ですので、気になった方は是非ご連絡していただきたく思います!

 

【まとめ】女子美術大学はまっすぐに美術に向き合える美大!

女子美術大学の特徴や入試の難しさ、就職の難しさについてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。

女子美術大学はグローバルな視点からアートを学習できる、アーティストや社会人として活躍するOGとの接触が手厚い…などの特色がある美術系の大学ですが、一番の特徴は「まっすぐに美術に向き合うことができる美大」であるということです。

ただ、美大にはそれぞれ個性がありますので、自分が受験しようとしている大学の校風が自分と合うか、そこで学びたいことが学習できるかどうか~を学祭や学校説明会、資料などでしっかりと情報収集することが重要になってきます。

自分に合った学校はここだ!と思うことがあれば、是非スタジオパパパまでご相談ください!




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