【総合芸術高校に落ちた】気持ちの持ち方や今後の進路についてアドバイスします

総合芸術高校に落ちた…その後はどうしたら良い?

総合芸術高校に落ちた時、その後どうしたらいいのか…と落ち込んでしまう方は少なくないと思います。

総合芸術高校は美術好きな人にとってとても魅力的なカリキュラムで有名な高校ですし、入学後の生活を楽しみに頑張ってきた方々も多いことでしょう。

私自身も、入学試験や公募展で結果が出ないことが多々ありましたので、非常に辛い気持ちが大いにわかります。

本記事では、試験に落ちた、受験に失敗してしまった後の心の保ち方と、進路についてお伝えしたいと思います。

 

都立総合芸術高等学校の合格の難しさ

都立総合芸術高校は難易度の高い高校です。

ここからは、どれほど都立総合芸術高校が難しいのか記述させていただきます。

落ちた原因を明確にして、次の受験で活かしたいという方はご参考ください。

 

競争率が高い

総合芸術高校の2021年度の美術科の入試倍率は、一般入試の倍率(実質倍率)は1.98となっており、約2倍です。

さらに推薦入試の倍率は5.33、約5倍の数字であり、非常に競争率が高いことが分かります。

総合芸術高校は東京に住む、美術に興味がある生徒がこぞって集まる高校ですから、倍率はこれくらいあって当然のことかとも思います。

 

偏差値が高く、調査書も加点ポイント

総合芸術高校の偏差値はどれくらいかというと、一般入試の合格偏差値が内申の目安は偏差値54となっており、非常に高い偏差値であることがわかります。

さらに、入学のためには内申点・調査書の内容も重要になってきます。

総合芸術高校の入学試験の合格ラインは、少なくとも偏差値50、内申点(換算内申)50程度とされていますので、ここで日頃からの授業での過ごし方も大きく影響してきます。

 

どの科にも実技検査がある

総合芸術高校では、どの科にも実技試験があることも大きな特徴です(推薦・一般共通)。

総合芸術高校の美術科の試験内容は以下の様になっています。

  • 推薦試験…卓上構成による鉛筆デッサン
  • 一般受験…水彩による着彩

どちらも、限られた時間の中でいかにモチーフを表現できるか?といった能力・ノウハウの有無が問われてきますので、練習の有無で大きく差が出てしまうところでもあります。

 

落ちたあと、どうしたら良い?スタジオパパパのアドバイス

落ちたあとどうすれば良いのか、ここで試験に落ちた受験生と保護者様に向け、気持ちの持ち方や今後の進路についてアドバイスをさせていただきます。

 

受験生の方へ

まず、受験生の方に向けてお話します。

総合芸術高校の受験に落ちたことで、「今まで絵を描いてきたこと」また「美術が好きだという気持ち」を否定された気持ちになり、自信をなくすこともあると思います。

それは当然のことですし、落ちた事実がとても耐えがたいことだと感じる人もいて当然です。

しかし、受験というのは美術の世界のほんの入り口、きっかけでしかありません。

アートを学ぶ機会、専門家やアーティストから学びを受けるチャンスはこの先の人生においてたくさんあります。

また、「人に評価される場で苦しい思いをした」という経験は、今後のあなたの人生において貴重な財産になってきます。

特に、将来美術関係の仕事に就くことを考えている方は、今後もご自身の作品が評価される局面にたくさん遭遇します。

そういった経験を積み、人の評価に一喜一憂して塞ぎ込むことなく、その結果を踏まえて前進することができるようになれば、どんどん自分を磨いていくことができるようになります。

受験に落ちたことにより、今は辛い時期かとは思いますが、気持ちの整理がついた後で

「どこが足りていなかったのか」

「何が自分に必要なのか」

と考えていくことが、今後のあなたの制作活動、人生を豊かにしていくことでしょう。

美術受験の実技対策などお気軽にご相談ください。

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総合芸術高校 落ちた 生徒の作品(絵画)

 

保護者の方へ

次に、保護者の方へお話させていただきます。

お子様の受験結果が思わしくなかったことで「私の子、美術に向いていないのかも…」と不安に思うこともあったことと思います。

しかし、総合芸術高校に落ちたとしても、中学生のうちに美術への向き/不向きが見えることは稀なことでもあります。

何より、お子様が多感で柔軟性に富んでいる今のうちは、「たくさん興味があることに集中できる環境がある」ということが最重要になってきます。

これからお子様が美術に対して興味を持ち、制作活動を続けたいという姿勢を見せるようなら、そっと見守る姿勢を持っていただきたく思います。

中学生の時期に目にしたもの・制作した経験が元になって、その後の人生が決定づけられたという話を聞くことも少なくはありません。

お子様の気分が少し落ち着いたようでしたら、今後、お子様が生きて制作していく上でのヒントを見つけてもらうつもりで、(さりげなく)色々な情報に触れさせてあげるのもいいかもしれません。

また、経済的な理由から、進学先として総合芸術高校を提案された方もいらっしゃったのではないでしょうか?

美術が好きな方の進学先として、国公立の美術系大学等もありますので、是非今のうちから学校についてお調べいただくか、当スタジオまでご相談いただければと思います。

総合芸術高校 落ちた 生徒の作品(街並み)

 

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次こそは美術系の学校や美大に行きたい!と意気込むあなたに向けて、美術系の学校の受験対策も行っています。

 

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また、先生方の専攻も多岐に渡っており、様々な視点からコメント・ご指導させていただいております。

例えばデッサンの描き方ひとつとっても、油絵の技術を学んできた先生~デザインを履修されている先生で全く教え方が違います。

色々な先生たちと交流し、自分の目指す絵の描き方・ものの考え方を探してみるのもいいかもしれません。

総合芸術高校 落ちた デッサンの様子

 

総合芸術高校の受験対策も行っています

また、スタジオパパパでは都立総合芸術高校の受験対策も行っています。

当スクールから総合芸術高校に合格した生徒の方もいらっしゃいますし、先生方も過去のデータ・合格作品や生徒の傾向を鑑みながら、万全の体制でレッスンしています。

 

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