【コラム】魔法の言葉で思考が変わる?

「なぜ?」の前に自ら問う

今回は子どもとの関わりの中で、お母さんお父さんの手間をかけずに、子ども達が自主的に考える魔法の言葉を紹介したいと思います。
 
子どもたちはいつも、ハテナマークでいっぱいです。
「どうして花が咲くの?」
「どうして空は青いの?」
どうして….なんで…..???
 
お子さんをお持ちの方は必ず通る道だと思います。
いわゆる「なぜなぜ攻撃」です。
子どもたちにとっては、初めて見る様々なものや、この世界そのものは不思議に満ち溢れています。
私たちも名前もわからないものや、初めて見るものに疑問に感じます。
「どこから来たのか?」
「何でできているのか?」
「これは何?」
 
このなぜなぜ攻撃をうまく!?回避!?して、子どもの思考能力を高める方法をご紹介したいと思います。
 
時として子どもたちは、大人から見て「やってはいけないこと」や「危険なこと」を、リスクを考えずに行いがちです。
大人は今までの経験がありますから、「これをやるとこうなる、だからやってはいけない。」というある程度のリスク回避ができますが、子どもは初めて行うことや初めて見るものはリスク回避ができません。
経験したことがないからです。
 
なので、子どもの行いに対して、「これは危ないからダメだよ」や「 これはやってはだめだよ」という言葉を使う機会が多いと思いますが、その時、必ず子どもが言うのが「なぜ?」という言葉です。
言葉で説明ができればいいのですが、なかなか時間が許してくれなかったり、言葉で説明するのが難しかったりします。
そして「ダメだから、ダメなの」と言ってしまうと、子どもは「なぜ」がより膨らんで、混乱します。
「なぜ」の理由を考えること、または納得できる説明がないと、頭のわだかまりが溜まる一方です。
そこで魔法の言葉、「どうしてダメだと思う?」の登場です。
 
「なぜ」と子どもが聞く時点で、なぜの理由を考えていないことが多いです。
「なぜ」ダメなんだろう。
「なぜ」お母さんにダメと言われたんだろう。
もしかしたらこうなるからかな?
もしかしたら友達に迷惑をかけるからかな?
初めて子どもは1人で、自主的に、なぜの理由を考え始めます。
それが的外れでも、考えることそのものに価値があります。
継続して実践してみると、「なぜ?」と言う前に、「なぜ?」の理由を考えるようになります。
 
大切なことは、子ども自ら考えてもらうこと。
ぜひ、魔法の言葉を使ってみてください!

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