江古田のまちの芸術祭2026|子どもたちが江古田を歩いてつくった「パラレルワールド江古田」

江古田のまちの芸術祭2026|子どもたちが江古田を歩いてつくった「パラレルワールド江古田」

「この場所、なんだか面白い!」

いつも歩いている道も、少し立ち止まって見てみると、いつもとは違うものが見えてくる。

看板、建物、お店、人の流れ、道の形、街灯。

子どもたちは、江古田のまちを歩きながら、そんな小さな発見を拾い集めていきました。

そして、その「見つけたもの」や「感じたこと」をもとに、今度は自分たちの手で江古田のまちをつくってみる。

2026年6月6日、スタジオパパパの小学生・中学生12名が、江古田のまちを舞台にしたアートワークショップ「パラレルワールド江古田をつくろう!」に参加しました。

このワークショップから生まれた子どもたちの作品は、「江古田のまちの芸術祭2026」のポスタービジュアルにも使われています。

今回は、その制作の様子と、子どもたちが江古田のまちから見つけたものをご紹介します。

 

「江古田のまちの芸術祭2026」って?

「江古田のまちの芸術祭」は、江古田のまちを舞台に開催される地域のアートフェスティバルです。

2026年は、10月24日(土)〜11月3日(火・祝)に開催されます。

ギャラリーや店舗、街のさまざまな場所を舞台に、展示やワークショップなど、江古田のまちとアートが出会うさまざまな企画が行われます。

そんな「江古田のまちの芸術祭2026」のポスタービジュアル制作に、スタジオパパパも関わることになりました。

そこで行われたのが、今回の「パラレルワールド江古田をつくろう!」です。

まずは、江古田のまちを歩いてみる

ワークショップのスタートは、作品制作ではありません。

まずは、みんなで江古田のまちへ。

子どもたちは江古田の商店街やその周辺を歩きながら、まちの様子を観察しました。

看板や建物、お店、人の流れなど、普段なら何気なく通り過ぎてしまうものにも目を向けます。

「なぜこの場所はこうなっているんだろう?」

「ここで暮らす人は、どんなことを考えているんだろう?」

そんな問いを持ちながら歩いてみると、いつもの江古田のまちが、少し違って見えてきます。

ある小学1年生の男の子は、お店を見つけるたびに「こんにちは〜!」と元気に声をかけていました。

また、歩いている途中には、「あれ面白いから写真撮って!」という声も。

子どもたちにとって、江古田のまちは「歩く場所」ではなく、たくさんの発見がある場所になっていました。

 

「もしも、こんな江古田だったら?」

まち歩きが終わったら、今度はスタジオパパパ長崎校へ。

ここから、江古田を舞台にした「パラレルワールド」づくりが始まります。

テーマは、「もしも、こんな町だったら?」

子どもたちは、まち歩きで見つけたものや感じたことをもとに、それぞれの場所や建物をつくっていきました。

材料には、段ボールや木材、針金など、さまざまな素材を使いました。

さらに、小さな電球を使って光を取り入れたり。

実際に見てきた江古田をそのまま再現するのではなく、

「こうだったら面白い」「こんなものがあったらいいな」「ここをもっと変えてみたい」と、

そんな子どもたちの想像を加えながら、現実の江古田とは少し違う、もうひとつの江古田をつくっていきました。

つくりながら、考える

素材を切ったり、貼ったり、組み合わせたり。

思ったようにくっつかなかったり、予定していた素材を別の使い方にしてみたり。

手を動かしながら、「こっちのほうが面白いかも」と考え、試して、変えていきます。

今回のワークショップでは、普段の制作ではあまり使わない素材にも触れながら、子どもたちがそれぞれの方法で「まち」をつくっていきました。

子どもたちの作品が、芸術祭のポスターに

今回制作した作品は、子どもたちの作品として完成しただけではありません。

その後、「江古田のまちの芸術祭2026」のポスタービジュアルへと展開されました。

アーティストの星ヒナコさんが、今回のポスタービジュアル制作に関わり、ワークショップの企画や材料準備なども行いました。

そして、子どもたちがつくった立体作品に、江古田地域の「ゆうゆうロードのイベント」で描かれた絵などが組み合わされ、ひとつのコラージュのようなビジュアルへと構成されました。

立体作品と平面の絵。

子どもたちがつくったものと、地域のイベントで描かれたもの。

それぞれ違う場所で生まれた表現がひとつになり、江古田のまちの芸術祭のポスターとして、新しい姿になりました。

子どもたちが江古田のまちを歩いて見つけたものが、今度は江古田のまちを彩るものになっていく。

今回の取り組みには、そんな面白いつながりが生まれました。

「まち」が作品の材料になる

今回のワークショップで面白かったのは、江古田のまちそのものが、子どもたちにとっての「材料」になっていたことです。

木や段ボール、針金などの素材だけが、作品をつくるための材料ではありません。

歩いて、見て、聞いて、考えて、

「なんだろう?」「面白い!」「こうだったら?」

と思ったことも、作品をつくるための大切な材料になります。

だからこそ、同じ江古田を歩いていても、子どもによって見つけるものや感じるものが違います。

その違いが、それぞれの作品になっていきました。

江古田のまちを「知る」だけではなく、自分の目で見て、自分なりに感じて、自分の手で表現する。

それが、今回の「パラレルワールド江古田をつくろう!」で大切にしたことのひとつでした。

スタジオパパパが大切にしていること

スタジオパパパでは、アートを「上手な作品を完成させるためのもの」とだけ考えていません。

子どもが、「やってみたい」「これ、どうなっているんだろう?」「こうしてみたらどうかな?」と思ったところから、実際に手を動かしてみる。

うまくいかなかったら、やり方を変えてみる。

誰かの作品を見て、「そんな方法もあるんだ」と気づきが生まれる。

そうやって、つくることを通して、自分の見ている世界を少しずつ広げていきます。

今回の「パラレルワールド江古田をつくろう!」も、単にジオラマを制作するワークショップではなく、江古田という実際のまちを歩き、そこから自分だけの「見え方」を見つけ、それを作品にする時間になりました。

その経験そのものが、子どもたちにとってのアートになったと思います。

子どもたちの作品が、もう一度「まち」へ

今回、特に嬉しいのは、子どもたちがつくったものが、子どもたちの手元だけで終わらなかったことです。

江古田を歩いて見つけたものが作品になり、

その作品が芸術祭のポスターになり、

そして、そのポスターが再び江古田のまちの中へ広がっていく。

子どもたちが江古田のまちから受け取ったものが、作品になって、今度はその作品が江古田のまちへ戻っていく。

そんな循環が、今回の取り組みにはありました。

子どもたちの作品が地域の中で新しい形になり、また別の人の目に触れていく。

「子どもがつくった作品」が、子どもたちだけのものではなく、まちの中にあるものになっていく。

それもまた、地域とアートが出会う面白さのひとつだと感じています。

江古田のまちを、もう一度歩いてみる

「江古田のまちの芸術祭2026」は、10月24日(土)〜11月3日(火・祝)に開催されます。

今年の芸術祭を訪れる際には、ぜひ展示やイベントだけでなく、江古田のまちそのものも歩いてみてください。

「この看板、なんでこんな形なんだろう?」

「ここにはどんな人が来るんだろう?」

「ここにこんなものがあったら面白そう!」

そんなふうに見てみると、いつもの江古田が少し違って見えてくるかもしれません。

そして、芸術祭のポスターを見かけたら、ぜひ子どもたちの作品にも注目してみてください。

さまざまな表現が組み合わさったポスターの中には、子どもたちが見た江古田の世界が詰まっています。

アートを通して「世界を面白がる力」を育む

スタジオパパパでは、これからも子どもたちがアートを通して、「世界を面白がる力」を育てていけるような場をつくっていきます。

作品をつくることだけではなく、

何かを発見すること。

「なんで?」と考えること。

誰かの見つけたものに驚くこと。

そして、自分なりの方法で表現してみること。

そうした一つひとつの経験が、子どもたちの世界を少しずつ広げていきます。

「江古田のまちの芸術祭2026」開催概要

開催期間:2026年10月24日(土)〜11月3日(火・祝)

イベント:江古田のまちの芸術祭2026

▼「江古田のまちの芸術祭2026」の詳細は公式サイトをご覧ください。

江古田のまちの芸術祭2026 公式サイト

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