美大に行きたい!高校のうちから考えておくべきことは?スタジオパパパがご紹介!

美大に行きたい!いつから準備したらいい?

高校生の皆さんは、美大に行くにはどうしたらいいんだろう、と考えたことはありますでしょうか?
小〜中学生の方の中にも、美術大学に行きたい!と考える方がいることと思います。美術大学に通い、仲間と一緒に作品を制作し、クリエイティブに学ぶ自分を想像している方も少なくないでしょう。

中学生から高校生になり、大学進学の時期が近づくと「美大に行くにはどのような対策をするべきなんだろう」とより具体的に考えられることと思います。

この記事では、そういった悩みを持つ方に向け、美術大学に進学するためにはどのような準備をするべきなのか、高校生の方と親御さんに向けてご紹介していきたいと思います。

美術大学とはどんなところ?こんな場所です!

まず、美術大学はどういう場所であるかについて述べていきます。

美大について調べると、まず、大きくデザイン系・ファイン系で分けられていることが分かると思います。
その内容は多岐に渡りますが、美大で学べることのイメージを固めていただくため、まずはデザイン・ファインそれぞれの学科の概要についてご説明させていただきます。

デザイン系学科

デザイン系学科は、さまざまなものの形を考え、表現すること=デザインについて必要な技術や知識を学ぶ学科です。

いわゆる”道具”や”製品”、立体的なものに限らず、社会における便利なシステムを考える人もいます。多様な人が使う”もの”のかたち、仕組みを考えるために、学生は様々な知識を学び、日々デザインの修練に励みます。

また、デザイン学科では大学卒業後に「即戦力のデザイナーとして活躍するため」の授業が組まれており、課題内容や提出量のハードさでも知られています。そこで、課題達成に向けて学生同士が強く団結することもあります。

色々な分野のデザインを学べるように、美大には様々な科が存在しています。以下は、それらの例になります。


・グラフィックデザイン→平面のものをデザインする学科
・プロダクトデザイン→工業製品など、立体のものをデザインする学科
・環境デザイン→室内空間、店舗空間、舞台美術の造形や仕組みなどを学ぶ学科
・建築デザイン→建物のかたちをデザインする学科

※各美大によって、科の名称は異なってきますので、詳しくは気になった大学の情報をご参考ください。

デザイン学科の授業内容では、主に「新しい商品や環境の設計」ができるようになるための課題が出題されます。
それは、先述の通りデザイン学科生の主な目標が、社会におけるデザインを手がける職業=デザイナーとしての就職だからです。そのため、アイディアの出し方やイメージスケッチの習得・プレゼンテーションやフィールドワークを通じて、様々な視点から人が使いやすいデザインについて学んでいきます。

ファイン系学科

ファイン系学科は、ものづくりが好きだったり、絵を描くことに興味がある人、暇さえあれば、創作や表現することについて考えてしまう〜といった人が集まる学科であり、
世の中の様々なことに対する自分の考え=コンセプトを元に自らの表現を研究し、作品を制作・発表する学科です。

大学でも主に制作している人が多い印象がありますが、中には広い意味での「自己表現」について考え、ものづくり以外の様々なことに取り組んでいる学生もいます。

 

以下が、美大にある主なファイン系の学科になります。

・油絵学科→絵画やさまざまな芸術表現について学ぶ学科
・日本画学科→日本古来の伝統を引き継いだ絵について学ぶ学科
・彫刻学科→木材や石などを使った彫刻での、立体的な芸術表現を学ぶ学科
・映像学科→映像作品の歴史や撮影方法・映像を用いた芸術表現を学ぶ学科

 

こちらも大学によって名称が違っていたり、学校ごとに特殊な学科があったりしますので、気になった大学がある方はご自身で調べてみてください。

高校選びから大事?

さて、そんな美術系の大学を受験するにあたって、まずは高校選びから重要になってくるのか?と気になる方もいらっしゃることと思います。

結論からいえば、美大に行くには、日頃から課題として美術作品を制作し、

授業を通してアーティスティックな刺激を受けられる、美術系の高校に通うことがおすすめだといえます。

 

ここで、美術系高校でできる美大受験準備についてご紹介したく思います。

美術系高校とは?

美術系をうたう高校は、日本のさまざまな場所にあります。
美術系高校は一般科目に加え、美術的な素養を育てられたり、制作に取り組める美術系科目の授業が受けられる高校になります。

高校生のうちから、授業内でデッサンやデザイン、油絵、立体物制作〜といったことに取り組むことができ、美術の技術習得や美的感覚を育てることができますので、美大に行くためには一番適している高校だといえます。

東京には美術系高校が数多く設置されており、学校のHPも充実しています。

美大に行くために、まず美術系高校を知りたい方はまず、ご自身で詳しく調べてみるのが良いでしょう。

以下が、東京都内にある著名な美術系高校の一覧となります。

・都立工芸高等学校
・私立女子美術大学付属高等学校
・都立工芸高等学校
・私立トキワ松学園高等学校
・私立潤徳女子高等学校

普通科の高校でも対策はできる?

ただ、普通科の高校でも美大にいくための準備ができないわけではありません。ここで、普通科の高校で美大に行くにはどのような対策ができるのかお伝えしたいと思います。

学校に美術を担当している先生がいらっしゃれば、デッサンや着彩画等を見てもらい、「今の自分が、志望校に対する合格率はどれくらいなのか」と判断してもらったり、美術室で受験勉強のためのモチーフを組んでもらい、実技対策をするなどのトレーニングも可能です。

また、普通科の高校であっても美大OB・OGの方がいらっしゃることもありますので、OB・OGの方と連絡を取り合い、作品を見てもらうのも良いかもしれませんね。
現役在学生の方に大学の雰囲気や授業の内容、教授の人となりなどを聞いてみて、自分が美大に通うとしたらどのようなことに取り組んでいきたいのか、何を学んでいきたいのか考えることが重要です。

自分でできる対策3選!なるべく早いうちから

ここまで、美大に行くために高校でできる準備について紹介してきました。
また、美大に行くには、高校などの教育機関ではなく、それぞれのご家庭などで出来る対策についてお伝えしたく思います。

美術系・普通科の高校問わず、日頃から自主的なトレーニングを重ねることが重要になってきますので、美大志望の皆さんはぜひご参考ください。

まずは受験の基礎固めから!日頃からクロッキーなどしてトレーニングを積もう

日本の美大に行くには、まず制作の経験があることがとても重要になります。

それは単に”作品づくり”に限らず、短時間で物の印象を描き出すクロッキーや、時間をかけて物の形や立体感を描き起こすデッサンを繰り返し行うことでも鍛えられます。実際にあるものを前にして、しっかり描写していくことが重要です。

描写や表現方法について学び、実技試験で万全のパフォーマンスができるよう、自分の引き出しを増やしていくこと。美大に行くにはこういったことが重要になってきます。

また、それぞれ受験で必要になってくる油彩・着彩のトレーニングも欠かさないようにしましょう。
過去問を元に受験対策をすることも重要ですが、受験で使用する画材を使ったスケッチや、道具・材料の使い方なども研究しましょうあらかじめしっかり画材に慣れておくことで、緊張せずに受験に臨むことができます。

しっかり情報集め!学科についてのイメージを重ねよう

また、美大に行くには志望する大学・学科について情報を集め、受験する大学の実態と自分のイメージのギャップを少なくすることも重要です。

「この学科でいいのかな…」と悩みながら入試準備をしても、なかなか身が入らないのは事実ですし、
入学してから「やっぱり別のことを学んでみたかったかも…」と思い悩んだりすることも考えられますので、美大に行くには事前にしっかり各学科の情報を調べておきましょう。希望の学科では何が学べるのか、卒業後はどのような進路があるのか?などについて詳しく知り、安心感を持って準備することが重要です。

実は学科試験も比重が大きい!しっかり筆記試験対策もしよう

ここまで、実技試験の内容とその対策についてお伝えしてきましたが、美大受験には筆記試験が含まれる場合もあるため、美大に行くには勉強も欠かせません。

「勉強はあまりできないけど、絵を描くことなら自信があります!!」という人もいらっしゃることと思いますが、日本中の絵や造形に自信がある人が集まるのが美大受験です。そういった状況では、どれだけ作品が優れていたとしても、合格圏内に入ることが難しいのもまた事実です。

そこで、勉強ができる人は実技の点数に加え、他の人より多く点数を得ることが出来るので、筆記試験の勉強が必須なのです。
また、大学や学科によっては、そもそもすべての試験でアドバンテージ以上の点数が要求されるところもありますので、美大に行くには、まずは日常的に、高校の授業からしっかり勉強しておきましょう!

自分に合った画塾や美術予備校を探そう!

高校での制作や、自主的なトレーニングを積むことで美大受験対策をすることは可能ですが、自分での対策では、客観的な視点が欠けてしまったり、どうしても限界が出てきてしまう場合があります。

そのため、美大に行くには美術予備校や画塾に通い、講師やスタッフからしっかり基礎・発展的な技術について教わったり、周りの高校生の様子を知っておくことも、とても有効な取り組みとなります。

ここで、自分のペースに合わせて受験対策出来るアートスクール”スタジオパパパ”についてご紹介します!

自分の興味があることから!色々な刺激を受けよう!

スタジオパパパは、年少者から大人までを対象にした、カリキュラムが存在しないアートスクールです。

それは、生徒それぞれが自分のやりたいことや、興味がある対象について深く研究し、積極的に取り組んでもらいたいという願いからこのようなコース内容になっています。

受験対策としてお通いいただくことももちろん可能ですが、日によって好きなことに取り組みたい、気分転換がしたい!といった時には自由に造形体験に取り組んでいただくことも可能です。

美大に行くには、まず自分の興味がある対象についてしっかり理解し、その上で試験に臨む必要があります。高校とはまた違った造形経験を積むことができるスタジオパパパは、美大受験生にもおすすめのアートスクールと言えるでしょう。

以下が、主にスタジオパパパ・フリーカリキュラムコースで実施できることの一覧です。

・鉛筆デッサン/鉛筆画
・ボールペン画
・水彩画
・油彩画
・粘土立体
・木工作/木彫

この他にも、ご自身で材料や道具をご用意いただき、取り組んでいただくことも可能ですので、気になっているジャンル等ありましたらお気軽にお問い合わせください!

実技対策に!フリーカリキュラムコース 美大生が教えます

高校生の方を対象にしたスタジオパパパのコースは『フリーカリキュラムコース』といいます。

フリーカリキュラムコースは他のコース同様、カリキュラムがなく、ご自身でやりたいことを選択し、技法やコンセプトを追求・研究していくことができるコースです。

デッサンや着彩などの受験対策は元より、油絵や立体、ボールペン画まで、教室にある素材・画材を用いて実施することができ、経験豊富なスタッフが「描き方・作り方」を超えた創造的なご提案をさせていただきます。

デッサンや着彩にも!さまざまなアプローチが試せます!

例えば、美大の試験にあるデッサンを練習する上で、物のかたちの取り方が難しいと感じたとします。
そういった場合には、一度モチーフを手に取ってもらい、それをじっくり観察してもらいながらデッサンしていただきます。

フルーツがモチーフだった時には、果物の表面にグリッドの線を引き、まずはかたちが分かりやすい状態にしてからデッサンしていただいたこともありました。

また、「美大受験で着彩の試験があるんだけど、色を混ぜて絵を描くのが苦手!」といった悩みをお持ちの場合にも、不安を解決するために様々な方法を試してもらっています。絵の具で10種類以上の周囲の色を再現してもらったり、点のみを使って絵を描く点描や、写真や印刷物を組み合わせて絵を作るコラージュなど…。絵の具のみにとらわれない、たくさんの技法を試しながら、色同士の響き合いについて研究していただくことも実施しています。

美大で学ぶには、様々な視点から制作について考える時間が必要になってきます。単純な”受験対策”を越えた造形体験を味わえるスタジオパパパは、高校生の時から真剣に美術に取り組む方々にとてもいい刺激になることと思います。

また、「美術」というのは、元来、想像力・創造性が刺激されるとても楽しいジャンルです。単純な「描き方・作り方」の習得以上に、
一人一人の目指す方向性や解決したい問題に対して、さまざまなアプローチを試すことができ、楽しみながらアートに向き合えるのがスタジオパパパの強みです!

スタッフは美大生!さまざまな疑問・ご不安に答えます

また、藝大・美大への入学経験があるパパパのスタッフは、日々真剣に制作や表現に取り組んでいる人たちです。「美大に行くにはどうしたらいいんだろう?」と気になった方は、受験で必要とされる制作や表現について積極的に質問してみましょう。

フリーカリキュラムコースは基本的に週に1回(2時間30分)、オプションによってはそれ以上お越しいただくことも可能ですが、週に何時間も通うことができ、曜日によっては朝から晩まで制作することができる美術予備校と比較すると、通える時間が多くないことも事実です。

そこで、スタジオパパパでは、「もっとガッツリ実技試験対策がしたい!」という方に向けて、美術予備校のご紹介も実施しています。
美術予備校での受験対策を経てきたスタッフも少なくありませんため、各予備校の特徴や授業・スタッフの雰囲気について、詳しく教えてもらうことも可能です。

スタジオパパパは、美大進学などの進路についてしっかり考えられるアートスクールです!

いかがでしたでしょうか?

スタジオパパパは、自分のやりたいことや興味に基づき、美大進学などの将来を見据えた進路についてしっかり考えることができるアートスクールです!

美大に行くにはどうしたら良いか真剣に考える方、美術に携わる道に少しでも興味がある方はぜひ、スタジオパパパの体験教室にお越しくださいませ!

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